与根漁港壁画プロジェクトとは

概要

子ども・海人・地域住民が一緒になって豊見城市で唯一の漁港である与根漁港にて毎年テーマを変えて壁画を制作し、10年がかりで漁港内全ての壁を彩っていく2022年始動の壁画プロジェクトです。

◾️はじまり

与根漁港は市民でもその存在を知らない人がたくさんいます。
与根漁港まつり等で賑わう場としても使われてきましたが、コロナが始まった影響もあり漁業を営む海人以外はあまり人がいない、さみしい雰囲気が漂う場所となり、それに加え与根の漁業を担っていく漁師不足も問題になっていました。

「漁港を元気にしたい。何かできることはないか?」
2022年当時、海人と与根に住むデザイナーが出会い、一緒に考え始めました。

与根漁港には船以外は何も無い。あるのは広い空間とそれを囲む防波堤。

この防波堤の壁を白いキャンパスに見立てて、漁港を彩る壁画を描けないか?
壁画を描くのは地元の小学校の子ども達がいい。
漁港を訪れた事が無い子も多いはず、壁画(創作体験)を通して地元の漁業を知り、海人達との交流が生まれるきっかけにもなるだろう。

壁画は6年生が担当し、その年のテーマにそって学びながら壁画を描く。
最終的に完成するのは10年後。

「10年後は22歳か〜」
壁画を描きながら男の子がつぶやいた。

何も無いから彩れる。

結果的に保護者や地域住民の方々も制作のサポートに加わり、海人や小学生だけではなく、みんなで未来の風景を創っていくプロジェクトとして始まっていきました。

目的

●与根漁港の周知・漁業活性化・地域の賑わい・魅力づくり 

●地場産業に触れる経験とアート制作を通して児童のキャリア教育に繋げる

●プロジェクトへの参加協力を通して地域住民の交流・繋がりづくりださい

◾️サポーター

協賛:地元企業の皆さん、与根自治会、渡橋名自治会、保栄茂自治会 協力:座安小学校学校、豊見城市、与根子ども会

与根漁港壁画プロジェクト実行委員会

企画・運営:与根漁港壁画プロジェクトチーム

プロデューサー:糸満漁協組合与根支部 大城和也

クリエイティブディレクター:デコールデザイン 南風亜矢子 瑞慶山成人